大山の北端の山
後醍醐天皇を擁し、自然の要塞で戦った
建武の中興、古戦場 船上山を訪ね
赤崎港で貝や魚を採り 岩井温泉につかって
砂丘をハダシで歩き 戸倉の谷川で山菜宴会
結構なハイキングやったなあ
かざぐるま主催: 船上山バスハイク
とき: 1994.4.15夜〜17
ところ: 鳥取県・大山の北端の山船上山(せんじょうざん)
赤崎海岸〜岩井温泉〜鳥取砂丘〜戸倉峠
参加者: かさぐるま=黒葛原F、藤野S、赤松C、桃井S、比嘉Z、中野T、神吉M、中原K、徳本S、寺山M、内藤N、奥田S、西川Y、江口F、大鹿K、橋詰S、久保見M、久保見K、田中T、竹田M、小川Y、内H、平井Y、太田K、楠見N
浪速山の会=下原T、下原S、横山S
安治川山の会=入沢M、湯沢I、井上M、井野上H
西淀川労山=大貫H、福島労山=柳S、YMCC=中川K
15日(金)
阪急茨木市駅前19:30集合。Just Timeほとんどの方は既にお見えになっており、あと2〜3人を待つのみだった。
20:00マイクロバスと徳本車に分乗し、出発。バスは29人乗りで、最後部にザツクを積み重ねて満席。運転は奥田さんと橋詰さん、どうもご苦労さまです。今回は「かざぐるま」さん主催の交流バスハイクで安治川山の会、福島労山、浪速山の会、YMCC各会が参加。
23:30船上山登山口、山川木地着。ただちにテント設営。山屋の幾人かは外で宴会し、星を仰いで寝た。
16日(土)
6:00起床。昨夜は冷え込むことなく、割合暖かく過ごしたように思う。今は風があって、コンロの熱が奪われるので、2箇所のテント内でうどんを炊く。
8:00頃、テント撤収して出発。徳本さんの弟さんが案内をつとめていただくようで、早くからお見えになっていて恐縮。この場所は地元の役場の職員が駐車場に使用するので早くどいてくれ、といわれたこともあって、バタバタと片付けた。
バスに乗り込み、船上山登山口へ向かう。
船上山を取り巻く岩壁帯にかかる2本の大滝、右が雌滝(メンタキ)、左が雄滝(オンタキ)という。メダキ、オダキとはいわない。このあたりでは牛でもメンタ、オンタという。なんとなく、名の示すイメージもある。
登山口より各班ごとに、まとまって登っていく。斜面の枯れた草地の中に、ところどころ、蒼黒い松が繁り、強く自己主張している。
避難小屋の前には水道水が流れっぱなし。凍結防止のため止めないようにとの表示がある。
ここから急に、ゆるい傾斜となり、船上山頂上へ広い道が続く。ウバユリやイワガラミの新芽をいただき、ゆっくりと進む。ところどころ小さな石垣があり、往時の戦闘を脳裏に描く。ここは、その昔、建武の中興で後醍醐天皇を擁して戦った名和長年を祭った船上神社がある。
神社に11:00着。屋根から落ちた雪がまだ1mほど積もっている。庭にはウバユリがちょうどよい新芽の葉を広げている。しばらくお茶を飲んだりして、ゆったりと過ごす。
みんな、各班とも適当にのんびりしながら下山する。道はバス停へ真っすぐ尾根を下るものや、やや上の鳥居のあたりに下るもの、さらに最も上の方から、すぐに茶円原へ至るコースなどあって、みんなのんびり、どこへともなく下りていく。
一番下へ下りた人たちは茶円原へ500mほど登り返し。
徳本さんの弟さんは、造りの大皿やおにぎりを抱えての登り返しだったので大変ご苦労をかけてしまった。奥さんにもお世話をおかけし、申し訳なくも、感謝、感謝です。
桜花燗漫の下で、ゆったりと陽なたぼっこして日本海の珍味をいただいた。
やがて、バス、徳本兄弟車に分乗し船上山の麓を後にする。
途中、松林と桜の並木あたりで休憩、散策する。黒葛原さんが車酔いのため、しばらく芝生で休んでもらう。中川はその間、シュンランの花摘み。
弟さんの車で先行の仲間たちを追う。
赤崎港では魚釣りを下の弟さんが用意していただいたり、お世話いただいた。徳本さんは海に入ってカニを捕まえたり、みんなワカメをとったりムール貝を採ったりして楽しんでいた。
徳本さんの2人の弟さんに別れを告げ、一路、岩井温泉(岩井簡易保養センター)へ移動する。
17:00温泉でくつろぐ。料理もうまいし酒もうまい。いつしか、自分の寝床の部屋が分からず、適当な部屋の入り口で寝かせてもらった。
17日(日)
7:00起床、温泉につかる。朝食も(どなたかの酒パック付きで)いただいて、朝からごきげん。その前に、神吉さんや内藤さんがビールやウィスキーをたしなんでいたのを、少しばかりお裾分けしていただいたが。
宿の職員の皆さんにお見送りをいただいて、今日は遊覧バス旅行。
砂丘9:30。今日は砂丘の清掃イベントがあるとみえて、大勢の方々がビニール袋を持って砂丘へ出ていく。青い袋はナマゴミ、白い袋は燃えないゴミ。
タバコの吸い殻、フィルターがいやに目に付く。パンストやら買物袋やら、結構ゴミは多い。
視障者の方々はハダシで砂の感触を楽しみ、気持ちが良いとおっしゃる。
入沢さんは昨日、赤崎海岸で海に入れなかった。折角、海パンを持ってきたので是非とも海に浸からなければと、冷たい海に飛び込む。心臓マヒにならなければよいが。
桃井さんと砂丘を登る。30cm登って25cm下がる。それを繰り返し、わずかな距離の斜面を楽しむ。彼女は中途失明なので、幼いころのすごく青い空があった思い出を語る。今日の空は白っぽいウス汚れたブルーだが、そうね、ときにすごく真っ黒で、紫がかった空もあるよ。恐いような濃い蒼い空に驚くこともあるよ、中川がいう。
砂丘会館で適宜買物をする。特に買物の必要ない入沢、中川たちはビールをいただきつつ、アテを探す。入沢さんがラッキョウの試供品の入れ物がカラッポだという。そんなら入れてもらったやどうや。
しかし、買う気のない者がラッキョウ入れてくれとは、ちと、言いにくい。では、気軽にもののいえる横山さんにいってもらおか。うん、それがいい、それがいい。
てなことで、入沢さんが彼女をだまくらかしてラッキョウの試供品をタッパ(どんぶり鉢大)に入れてもらった。それを、I沢さんは何気なく空のワンカップに取り込んでN川たちのいるテーブルに運ぶ。うん、なかなかいい味やな。しかし、試供品を食べるばかりで、一向に買う様子がない。これではひんしゅくを買うに決まっている。どなたか、買わないかな。
これも、I沢さんが会計のK保見さんをそそのかして1パック買うということになったようだ。めでたし、めでたし。
帰途、戸倉峠を越える。快晴、地道も乾いて快適このうえなし。2〜3m幅のきれいな谷川のそばに広場があり、ここで山菜料理休憩とあいなった。
内藤さんのてんぷら、横山さんや中川のおひたし、油炒め、あえもの各種。徳本さんが調達した立派なセリやノビルなど、素材もすごい。いささか、おいしさに惑わされ、飲みすぎたか。
18:00頃、無事、阪急茨木市駅前に帰着。長い道中、ドライバーとして飲むのも我慢してバスを運転していただいた奥田さん、橋詰さん、ありがとうございました。
徳本さんも数十人の幹事役としてお世話いただき、しかもマイカー運転とご苦労様でした。
コーヒーでもいただいて散会という発案(徳本、黒葛原さん)があって、駅舎内の喫茶に立ち寄ったものの、入沢さんたちの意見により、2階のトン兵衛にて飲みなおすこととなった。ベロンベロンになって帰ったところ、どこでウロウロしていたか、と家内にひどく怒られてしまった。まあ、ときには、いいやないか。
記:1994.4.22 中川好治
|