フェイヴァリッツ逃走?
さて、鳥取ツアーも公演の半分を終え、終盤戦となった訳でございますが、 3日目の今日は、とうとう雨が降り出してしまいました。 昨日までと同じように、早朝、各自ホテルの朝食を済ませ、 雨の落ちそうな天気の中、車に乗り込んで学校へ向かうのでした。 雨が降ると体育館への楽器の搬出入がたいへんです。 学校に着く頃にはパラパラと…。 幸い、小降りでしたが鳥取へ来てから初めてのどんよりした天気。 そろそろ疲れも溜まりだした一行ではありましたが、 今日もセッティングで気を引き締め、朝のゲネプロを終え、来たる本番に臨むのでした。 まず1公演目は、上灘小学校。 プログラム最初にフェイヴァリッツの伴奏により、 児童全員で歌う校歌のものすごく元気な声に、メンバーの疲れもどこへやら…。 このあたりから、またメンバーに異常が…。 いや、正確に言うと、楽器に異変が…。 いや、もう少し正確に言うと、楽器のようなものに変化が…。 といっても、ご心配なく。 フェイヴァリッツ名物、ゴムホース・コンチェルトで使う「ゴム管」が、 あまりに毎日酷使され続けた結果、裂けてくるという事態が…。 本番では、楽器の仕組みを皆さんに分かりやすくレクチャーするために、 まず、藤本氏の登場、そして、ゴム管のみを吹いてみるがもちろん音が出ず、 ここで、マウスピースという唄口部分を紹介。 それを付けて吹くと、か細い音が鳴り、 そして、仕上げに漏斗(じょうご)を付けて「ハイ!
ラッパ」てな具合なのですが、 これを付けたり外したりしている間に、ジョイント部(といっても押し込んでいるだけです) が裂けはじめてきたのです。 さぁ大変。 このホースの長さは、どんな長さでも良いというわけではなく、 ブラス・フェイヴァリッツの他のメンバーと一緒に演奏するため、 綿密に長さを調整して持ってきたモノ。 長さが違うと調律が合わない! 使用不可能になってしまうと、大変なことになってしまうのです。 と神経質なことをガタガタいう割には、 平素はそのまま、藤本邸でのタコ焼き宴会で、 早よ焼けんかい!よろしくガス全開で使っていたりするのですが…。 結局は、なんとか最後まで持ちこたえましたが、密かに冷や冷やしていたりもしたのでした。 余談ですが、ゴムホースでの演奏の一番最後の長く延ばして吹く音で、 藤本氏は時々、ホースをブりんブりん振り回して曲が終わったりするのですが、 こう、毎日毎日やっていると、ホース管内に呼気から出る水分が溜まってしまっていて、 ある時、悲惨にもそれがまき散らされた場面がありました。 きちゃなっ…。 どうやらこの「おつゆ」、最前列かぶりつきの子供達に降りそそいだ模様で、 不幸にも被害にあわれた子供達は、かなりショックだったこととお察しいたします。 さて、一公演目が終わると、やはり控え室にドドっと攻め込まれる盛況ぶり。 しかし、次の予定のため、ゴジラに尻を叩かれ、 別れを惜しみつつ、次なる公演校、成徳小学校へ…。 どうも、雨が益々降ってきたようです。 なんとか楽器類を濡らさないように体育館に搬入し、セッティング。 雨に打たれるタキシード衆ではありました。 控え室で本番を待っていると、 トミヤ楽器さんから陣中見舞いのアイスクリームの差し入れが入りました。 本当に、いろんな方から見守っていただいた鳥取ツアーであったと後程に思うのであります。 そして公演も終わり、またもやお決まりの楽屋攻め夏の陣に会いつつも、 お昼はやはりこの成徳小学校のふかふかソファー付き校長室で頂くのであります。 そして、本日は雨による蒸し暑さで少々ヘコタレ気味のフェイヴァリッツを気遣ってか、 豪華スペシャル・デザートが登場。 鳥取は大栄町の特産品、『すいか』が飛び出ました。 なんて上品な甘さ…。 にもかかわらず、「大栄のスイカです。どうぞ。」という先生の有り難きお言葉に、 「ダイエーで買ってきたスイカかと思った」というフトトキなメンバーが…。 こらっ! そう、肉食獣です。 なんて失礼な! 怒られるゾ。 さて、ほっこりした面々は、午後からの公演に向けて車に乗り込む訳ですが、 ここでビッグ・ニュースの速報が入りました。 …支払われたのです。 ゲンキンなフェイヴァリッツ諸君は、今さっき大阪から着いたかのような艶やかな表情に戻り、 お肌もツルツルに、無駄に高いテンションで車を走らすのでした…。 許してください。 しかし、今から思えば、これはフェイヴァリッツ・コントロールの一種でしょうか? ねぇゴジラ。 とか言っている間に到着いたしました。 3校目は、灘手小学校です。 さぁ、これが終わったら温泉だ、とかなんとか、何かとイベントをこじつけ、 志気を盛り上げる我々ではありました。 この学校では、このツアーの準備段階でいろいろとお世話になった、 ヤマハ大阪支店の今井さんが、なんと車で駆け付けて下さり、 先に到着して我々を笑顔?(やっとるか〜てなもん?)で迎えてくださいました。 もちろん、現金をつかみ、途中でトンズラする可能性もなくもないあのフェイヴァリッツどもが、 ちゃんと次の学校に来るかどうかを見に来たのではありません。 多分。 いや、あまり自信はありません。 とにもかくにも、演奏して目立つのは、我々ブラス・フェイヴァリッツですが、 このツアーが実現するまでには、たくさんの方達のご苦労があったことは書き添えておかねばなりません。 我々はよく知っているつもりですが、演奏する者だけでは、実は何にもできないんです。 思い返せば、最初に、 格安でレンタカーを提供して下さり、後日お礼状まで頂き、仕事がうまくいったことを喜んで下さった、 近畿レンタカーサービス西奈良営業所の椚原さんのお陰で旅立つことが出来、 前々から、幾度も打ち合わせを重ねて下さった各学校の担当の先生方に、 公演が可能なようにスケジュールを調整していただき、(あとの授業の時間調整、大変だっただろな〜) そして、マネージメントで裏方に徹して下さった清水さん、そして今井さんのお陰で、 スムーズに演奏して回る事が出来たのです。 ありがとうございました。 密かに、大栄町のスイカにもお世話になり、パワーをつけました。 おいしかった。 そして、3公演目の灘手小学校の終わりに、 マンボでボンゴを一緒に演奏した音楽の先生が、まるっきり最後の児童のあいさつの段取りを忘れ、 控え室から再び舞台に呼び戻されるという、うれしいハプニングと、 それにかこつけて、どさくさ紛れにもう一曲アンコールを演奏させられるという、 過酷なハプニングが付いたものの、今日の公演も大成功に終わり、 いよいよお楽しみにしていた、三朝温泉の湯へ、 重い体を引きずり向かうフェイヴァリッツ一行でありました。
今日はあいにくの雨がポツリポツリ。 一公演目、上灘小学校のセッティング中。 9:00の開演までにゲネプロも済ませて準備。 みんなテキパキやってます。




はい、喜井氏とチーズ…って、急がないと次遅れちゃうよ。
次の2公演目、成徳小学校。 なかなかいい音響の体育館でした。 公演前に雨が激しくなってきましたが、 終わる頃には、もう止んでいました。 冬には校庭に30cmくらい雪が積もるそうな。 へ〜。



後ろで片岡氏もお手上げ。
「私大阪に住んでてん」と教えてくれた友達もいました。
今、トランペット頑張って吹いているそうです。
将来フェイヴァリッツに入りません?


そして、 車上でビッグ・ニュースが…。 「おお!%§*Ω〓〜∞$!」 教育配慮上、一部お見せできません。 肌の艶と張りが戻ったその瞬間を、カメラは見逃さなかった。 このまま逃走の可能性アリ。

だんだんカメラマン吉崎のモウロクも始まり、 セッティングの図を撮ったか撮らないか、訳分からなくなる…。 まぁ、準備に忙しかったって事で…、代わりに、3公演目の灘手小学校で只今司会中のいっちゃんこと萩原由香子さんです。 普段は声楽家として活躍されています。

逃走は…なかった。 出てきた出てきた…。 ささ、じゃんじゃん働け働け! しかし、10kg以上あるテューバをかついで、歩く。 しかも、吹きながらだから大変だ…。 もう腰にきているようだ。 だが流石は達人、片岡耕一氏、世界コンクール第1位。

喜井氏も吹く!吹く!吹く! フェイヴァリッツのパワフル処。 まだ、始まったばかりなんですけど…? そんなに飛ばして大丈夫?

構え方まで、息ピッタシ。 フェイヴァリッツの低音を支える二人。 楽器の向きも、色も一緒ですね。 あとは体型だけか…。


これだけじゃ、鳴りませんな。

よっこいしょっと…。
(あれ?裂けてる…!?)
(まぁ、いいか…。)

ラッパの先端部分の
ベルの役割で〜す。

結構大きな音になりましたね?
楽器に見えるでしょ?
いかが?

え?今、授業で習ってるの?
(失敗できないな…こりゃ)
私、吉崎も負けてはいませんよ。 なかなかカッコいいでしょ? 皆さんに楽器の紹介で一曲。

ドラムをさばく山内氏。 そして、マリンバも演奏。 実家が近いというのに、 付き合ってホテルに宿を とってくれたのです。



頑張ってます。
マンボでウッ!も、もちろんありますよ。 先生の飛び入りも。 じゃ、先生はボンゴっと。 楽器の名前も紹介いたします。 何故か怪しいインドのドラムもありますが…。 これは、「インディアン・ドラム」ってことで…。(汗;) 残念ながら、出て来られなかったみんなは、 手拍子でリズム練習。 ハイ、ハイ。 「どれどれ? こうやって、こうやって…」 フェイヴァリッツは、みんな多芸なんです。


今井さん影
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逃亡しないか監視されていた。
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